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兵庫県立大学

兵庫県立大学は、本プログラムにおいて、革新膜研究を活用した水処理・造水に貢献できる吸着剤及び凝集剤の開発を実施してきましたが、平成28年度までの研究成果を踏まえ、放射性セシウム・ストロンチウムに高い吸着能力を示すチタノシリケート系吸着剤の性能改善と廃材からの生産、事業化を踏まえた大量合成の検討を推進します。また、吸着剤残渣や土壌懸濁質を効率的に除去できるキトサン系バイオ凝集剤の研究開発についても、菌株レベルでの生産性の向上、生産・精製のスケールアップと有機廃液からの生産に取り組みます。さらに、放射性物質を含む土壌・排水などの放射能除去プロセスの開発にも取り組みます。

安価な無機廃材を活用した吸着剤の開発・生産 (H24~28年度)

カキ殻や浄水発生土などの廃棄物を素材として、簡単な合成法により、セシウム、ストロンチウム、カドミウム等を迅速かつ効果的に吸着する吸着剤を開発致します。

安価な無機廃材を活用した吸着剤の開発・生産イメージ

廃糖液及び廃有機酸からのバイオ凝集剤の生産 (H24~28年度)

廃糖液及び廃有機酸などの有機製廃液を基質として、微生物の発酵により、多糖系のバイオ凝集剤を生産致します。バイオ凝集剤は生分解性があり、安全で安心な凝集剤で排水の処理だけではなく、飲用水の製造等にも貢献できます。

廃糖液及び廃有機酸からのバイオ凝集剤の生産イメージ

安価な無機廃材を活用したセシウム及びストロンチウム吸着剤の開発・生産 (H29年度~)

カキ殻や浄水発生土等の廃棄物を出発材料にして、セシウム及びストロンチウム(Cs/St)を迅速かつ効果的に吸着するトバモライト系吸着剤の簡易合成法の開発に成功しましたが、さらにその性能改善に取り組みます。また、金属チタンやチタン廃材を原料としたドライゲルコンバージョン(DGC)合成により、 Cs/Stに高い同時吸着能を有する新規チタノシリケート系吸着剤の開発にも取り組んでいます。さらに、参画企業と共同でこれらの大量合成にも取り組みます。

廃糖液及び廃有機酸からのバイオ凝集剤の生産 (H29年度~)

Citrobacter属細菌の生産するキトサン様バイオ凝集剤が、泥水等、土壌由来の懸濁質の除去に高い除去効果を示すことが明らかになりました。育種による菌株レベルでの生産性の向上とともに、培養条件の最適化や培養のスケールアップにて大量生産を目指します。また、凝集剤の中空糸膜による低エネルギー回収・濃縮が可能であることが明らかになりましたので、そのスケールアップにも取り組みます。

放射性物質汚染土壌の吸着剤・凝集剤による浄化試験 (H29年度~)